こんにちは、ラビットブログです。
昨日ニュースで
“北海道で中国人の違法な白タクが問題になっている!”
というニュースをやっていました。
真面目に営業をするタクシー、観光業者がバカを見る、という話ですがどういう理由でこんなことになってしまったのでしょうか。
らびっとブログとしては、

住み分けをしながらも、早く正式解禁すべき。
というのが結論です。
“白タク”って何?
そもそもですが、白タクの意味は“白色ナンバーで営業をしているタクシー”のことです。
普通のタクシー、バスといった車はナンバーが緑色なんですね。
これは営業車の証で、二種免と言われる運転免許も必要です。
↑こういう感じですね。
言われてみれば、”あー。”という感じかもしれませんが。
一方で白タクとは普通の車です。
お客さんを載せるので、ある程度大型の車が多いですね。
タクシーと並んでいると違和感があるかもしれませんが、例えば空港の迎えのスペースなどにいて、普通に観光客を乗せても普通の人にはあまり違和感がないかもしれません。
白タクの何が問題?
実は、あまり明確な問題がないことが問題です。
一言でまとめてしまうと、既存のタクシー業界、観光バス業界が困る。という点です。
”俺はこんなに苦労して資格をとり、管理もされているのに、素人にパッと格安運転手になられたらたまらない”
ということです。
例えば、下記のサイトには以下のようにデメリットがまとめれらています。
免許があれば誰でもタクシーを運転できるので、運転技術が未熟なタクシー運転者が増える。これが白タクを解禁した場合に恐れられるデメリットです。
正式なタクシー業者の運転手は、運転の研修を受けています。ですが、白タクの運転手は運転経験が豊富であるとは限りません。そのため、白タク解禁のデメリットとして交通事故の増加が危惧されています。タクシーに運転を安心して任せることができないのは、大きな不安要素でしょう。
自己責任という部分がよく注意・認識がされれば一般人にはどうでもいい懸念ですね。
というか、白タクのドライバーはもともと運転自体はするので、事故が増えるわけではないし、研修の無意味さは皆さんが身を以て実感しているでしょう。
(教習所の研修、資格なんてどれほど役立ってます?)
ざっくり比較してしまうと下記のようになります。
営業免許 | 料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
タクシー | あり | 高い | 事故や、トラブルの時に営業品質の対応が期待できる |
白タク | なし | 安い | 相手も一般人のため、自分が"御客様"という立場ではなく、ただの同乗者に近い。 |
白タクって安全なの?
違法だから危ない。
絶対に乗りたくないという人は多いと思います。
私も、乗りたいか?と言われれば、
なんか怪しい気がする。ぼったくりとかの被害にあいそう。と思います。
けど、海外では白タクって意外と普通です。
有名どころはUBERですね。
UBERって何?オーストラリアのUBERドライバーさんのブログ
私は海外に住んでいることもありましたし、海外にもちょこちょこ出かけています。
その中で実は最初よく理解できなかったサービスがUBERです。
アプリでタクシーを呼ぶイメージですが、タクシーを呼び、支払いまでの全てがアプリで完結するので、ドライバーとは直接お金のやりとりがありません。
しかも道順、来るまでの時間、料金などもあらかじめ示されるので、とても安心感もあります。
むしろ、海外などでは空港から怪しげなタクシーにのってぼったくられるより、最初からUBER使いたいのが本心です。
けど、なぜそもそもUBERを使うのか。
日本の都会に住んでいるとタクシーを捕まえるのに困った、というケースはほとんどないと思います。
それこそ電車が止まっているときくらいではないでしょうか?
海外は違います。
まず、流しのタクシーはすぐに捕まりません。
というか、タクシーがそもそも少ないこともあります。
それにタクシー自体も不安要素です。
こういっては何ですが、車だけあればすぐに始められる仕事として、怪しい人が多いのも事実です。
観光客と見ると遠回りをしたり、割増料金を請求するなどのトラブルもあります。
そこでUBERです。
ドライバーはあらかじめ開始地点〜終了地点がわかっていますし、料金もアプリ経由です。
だから遠回りや割増請求ができないんですね。
わざわざ現地の言葉で伝える必要もありません。
しかも車とドライバーをセットで口コミ評価もあるので、サービスが悪いと呼ばれなくなってしまいます。
街中で一般人に声をかけて”タクシーどう?安いよ!”なんてしても捕まりません。
まさに怪しいタクシーの代表みたいな感じですよね。
だからみんなできるだけUBERで良い評価を得ようと努力をしています。
結果として、みんな一生懸命良いドライバーになろうとしており、非常に快適です。
むしろ、好き勝手営業をしている通常タクシーが怖くなります。
つまり、”変な危ない人が車に連れ込む”というようなケースは考えにくいです。
日本でなぜUBERが流行らないの?
いくつか理由はあると思いますが、一つは必要性がわかっていない気がします。
タクシーなんていくらでもいて、アプリでわざわざ呼ばなくてもすぐ来るじゃん?
わざわざ白タク呼ぶ必要ないでしょ?
という疑問に対する明確な答えを、偉い人がわかっていないと思います。
消費者の答えは簡単で、”安いし、意外とどのドライバーもきちんとする”というのが答えです。
確かに、都内で飲み帰りは流しのタクシーを拾ったほうが楽です。
でも、タクシーがいつも走っていないエリアで、いくらかかるかよくわからない、そんな場所ではとても役に立つのがUBERです。
これは実感してみないとわからないかもしれません。
自分が海外に一人旅をした時、
空港に並んでいるよくわからないタクシーか?
それとも、行き先も連絡済みで、支払いも現金なくアプリで、時間もルートもわかる白タクか?
私はアプリで白タクを使います。
*海外では白タクという考えがなく、そもそも合法な場合が多いです。
日本は白タクをどうするべきか?
合法にすべきです。
というか、世界の流れから見てそれ以外に方法はありません。
タクシードライバーは絶対に反発をしますが、違法な白タクは100%なくなりません。
大事なことは、正規タクシーと白タクの違いを消費者が理解し、自分で選ぶことです。
タクシーは比べられても選ばれる、そんなサービスと料金を提供すべきです。
白タクは違法だ、正直者がバカを見る。
というのはその通りですが、だから保護しろ!排除しろ!と叫んでも現実は変わりません。
“白タクを合法にしてもタクシーが選ばれるけどね。当然。”
と言えるようなサービスを提供し、さらに日本を良い国にして欲しいですね。