こんにちは、らびっとブログです。
私は海外へ複数回の短期留学(〜1ヶ月)をしたり、大学で留学、それに社会人になってから仕事をして住んでいました。
行った国も、アメリカ、カナダ、ニュージーランドと英語圏を色々経験しています。
今回はその経験をもとに、1年間カナダの大学に留学をする際の費用とメリットについてお伝えします。
概算費用はどのくらい?(学費+生活費)
留学で気になることはいくつかありますが、まずは費用ですよね。
学校の交換留学で行く場合、費用が比較的抑えられ、また概算目安も過去の実績からわかりやすいと思います。
ただし、今回お伝えするのは“自分で大学を選び、自分で大学を手配した場合の費用”です。
結論から言うと、一年間の総費用で300万円が目安です。
これには学費 + 滞在費が含まれます。
日本と同じですが、海外でも高額な授業料が必要な場合や、滞在方法(寮、ホームステイ、フラット*後述)、遊び方などで費用は大きく変わってきます。
そのため、ある程度予算を決めた中で大学を絞るのも一案ですね。
例:イギリスは比較的高額になる傾向があるから、優先度を下げる etc
為替変動
為替変動にも要注意です。
自分が”いいな”と思っていた国が、為替変動によって急に高額になる場合もあります。
カナダの例を見ると、2008年ごろは$1=¥120くらいでしたが、現在は$1=¥90ほどになっています。
この差は非常に大きく、例えば$30,000を支払う場合、必要な資金がこれほど異なります。
支払額 | $=120の場合 | $=90の場合 |
---|---|---|
$30,000 | ¥3,600,000 | ¥2,700,000 |
為替の違いだけで90万円も安い…
あれ、涙が…
でも、そんなに動くことないでしょ?という皆さん。
これをご覧ください。
私が留学をしていた2008年のデータです。
いやいや、5ヶ月で30円も動いてる!
30円はまさに90万円ぐらいのインパクトがあります。
支払いのタイミングは非常に重要です。
上の例だと、9月に支払うのか、10月に支払うのかですら20円(=60万円)ほど動いてますからね。
授業料など大きな金額を支払う場合には大きな影響があります。
この他にも毎月払う生活費や、旅行の計画を立てていたなど、支払いのタイミングによっては想定外に高額になる場合もあります。
為替は予測ができませんが、必要最低限分はリスクを減らすためにもあらかじめ現地通貨にするのも良いかもしれません。
交換留学と、認定留学の費用の違い
私は交換留学生ではありませんでした。
認定留学という制度を使って留学をしました。
交換留学はその名の通り、大学の一年間を海外で過ごすことを想定しています。
そのため、基本的には日本の大学に通う場合に近い(or 若干プラス)という費用感です。
一方で認定留学は、自分で決めた大学に、自分で行くイメージです。
日本の大学は、“交換できそうな現地の単位は日本の大学用に交換してあげるけど、他は知らないよ”という立場です。
そのため、費用についても多少増加傾向にあります。
一概には言えませんが、交換留学であれば〜100万円ほど費用を抑えられる可能性もあります。
滞在費は大きく、大学に支払う学費 + 現地での生活費の二つに分かれますが、
交換留学と認定留学で大きく異なるのは学費の部分です。
海外の大学の費用はもちろんですが、日本の大学側の費用の問題もあります。
これは各大学によって異なりますが、留学中にも日本の大学に費用を払う必要がある場合は二重に費用がかかりますね。
ただし、授業料は免除だが、設備費用などは必要といったケースもあるので、これは各大学の留学センターに相談してみてください。
認定留学って意味あるの?高いだけ損じゃない?
意味はあります。
デメリットもありますが、私は是非おすすめしたい方法です。
痛いところからということで、まずはデメリットを考えてみましょう。
- 交換留学より費用が高い場合が多い
- 現地で取得した単位が100%日本の単位に交換されないことが多い
- 自分で全てを選ぶので、大学に情報が少ない

やっぱり、認定留学なんてする意味ないでしょ?

交換留学に落ちた子が使うんじゃない?
って思いますよね。
それは違います。
コスパの魔法にかかっていると、確かに交換留学が最高に思えてきます。
みなさんは今、このような心で留学を考えていないでしょうか?
- 海外の大学で勉強をしたい、させたい
- 費用は出来るだけ安い方がいい
- 出来るだけ安心できる、実績のあるところに行きたい
- 日本に帰ってきたとき、単位もきちんと取得(交換)したい
- 帰国時期などで就職活動に悪い影響も与えたくない
効率よく1年間海外にいって、できるだけ日本の他の大学生と同じルートを歩きたい、それが目的になると交換留学が一番です。
でも、元々の目的は何でしたでしょうか?
海外の大学で楽しく学びたい!
文化の違いを勉強し、自分を高めたい!
外国人とも仲良くなり、インターナショナルな人間になりたい!
いいんです。そんな動機でいいんです。
図書館にずっとこもって、教科書の和訳がしたいんでしたっけ?
大学が終わったらまっすぐ家に帰り、日本の情報をネットで見たいんでしたっけ?
きっと違うはずです。
親の期待、子供の夢、いろいろな思いはあると思いますが、そこには必ず楽しさがあるはずです。
“友達と楽しく、時には必死に勉強をする姿”
“休日は海のそばでクラスメートとスポーツをする姿”
“野生動物がたくさんいる公園に友達と遊びに行く姿”
“ショピングモールのカフェでゆっくりと午後を過ごす姿”
自分の夢、親の思いをイメージ化してみて下さい。
そのイメージに交換留学の提携先はピッタリですか?
少し田舎の生活が憧れなのに都市圏だったり、
白人の友達を作ってみたいのにアジア人率が非常に高かったり、
自分の力でやってみたいのに、サポートが充実してしまっていたり。
達成したいゴール、やってみて学んで欲しいこと、それを手に入れる生活がその大学で出来そうですか?
お金が非常に大切なのはよくわかります。
けど、本当に達成したい目標、なぜ海外に行くのかを考えて、イメージ化すると本当に必要な学校が見えてきます。
私の場合は、人生で一番充実していた1年だったと胸を張って言うことができます。
確実にかかった費用以上のリターンを手に入れ、人生を変えた一年だったと言うことができます。