初心者ブロガーにとって、本の購入は自己投資の第一歩です。
あちこちでオススメされている有名な本を実際に購入してみた結果、
お金に見合う価値があったのか
どんな学びがあったのか
ということを実際に読んだ私からお伝えします。
今回の対象は…沈黙のWebライティング ボーンの激闘です。
私と同じように、
“有名なのは知っているけどお金を出すほどの本かな?”
””ネット上に無料情報がある中で本を買うことの意味はあるのかな?”
と悩んでいる方に参考にしていただければと思います。
目次
沈黙のWebライティング ボーンの激闘の特徴
沈黙のWebライティングには他の本には無い大きな特徴があります。
それは、漫画風な展開。
漫画では無く漫画風なんですね。
イメージに近いのはゲーム小説のような感じでしょうか。
*画像:後述の公式サイトより抜粋
慣れるまで少々癖があるように感じるかもしれませんが、本を読むというより、ゲームをしている感覚です。
(最新のゲームというよりは、一昔前の雰囲気ですが笑)
漫画で解説!といった本でも、実際には漫画キャラクターがいるだけでガッツリ授業、といった本も多くあります。
しかし沈黙のWebライティングは、一部が漫画風なのでは無く、ほぼ全てが漫画 + 章ごとのまとめ記事の構成です。
そのため、本を読むことに慣れていない人でも簡単に最後まで読み通すことが出来ます。
これだけで入門者にオススメの本と言えます。
ストーリーの特徴
ストーリーの軸は、Webを使って田舎の旅館(みやび屋)を再生させる話です。
むつみ屋の状況はこんな感じ。
- 宮本家は両親が他界
- 姉のサツキがみやび屋を引き継ぐ
- 弟のムツミも田舎に帰って来て、共同経営に乗り出す
- アクセスの全く無いWebサイトをもっている
いやこれどうすんの?
もし自分がこの立場だったらどうするか?
諦めたくなりますよね。。。
温泉 + 旅館というありふれたテーマからどう目立たせていくのか。
これはまさに、雑記ブログが特化ブログにどう進化していくのかというプロセスです。
そんなみやび屋に、とある事情から宿泊していたボーンがアドバイスを与えていくという展開です。
彼のアドバイスによって旅館は次々と新しい手を打っていきます。
もちろん漫画ですから、多少ご都合主義のところもあります。
同じことをやってもそんなに簡単にいかないこともあるでしょう。
しかし、我々がパッと思いつくことに対してボーンが的確なアドバイスを返していく展開には思わず納得です。
読者からすると、プロのコンサルに依頼するってこんな感じなんだ、という感覚を体験できます。
ちなみに、キャラの濃い関係者はこんな感じです笑
WebのSEOの話とは思えないですね…
もう一つ沈黙のWebライティングに特徴的なこととして、実写の織り交ぜがあります。
こちらをご覧ください。
みやび屋って書いてある…
こんなんリアルでしょ。絶対現実でしょ。と思うクオリティーです。
こういったリアルな情報を混ぜることにより、本物の旅館を再生させていると納得しながら読み進めることができます。
そして不思議なことに、課題感が無いんです。
こういったノウハウ本の特徴として、考えてみよう!やってみよう!というコーナーが多くあります。
沈黙のWebライティングはそれが非常に自然です。
話に巻き込まれているので自然と考えてしまうんですよね。
そして答えもスムーズに漫画展開されていきます。
だから気軽に読めて面白い!!
マインドマップとは?
この本のベースの一つがマインドマップです。
マインドマップとはいわば設計図。
そして、自分の内面、周囲の環境などを総合的に整理したものです。
マインドマップ自体は一般的な考え方です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マインドマップ
沈黙のWebマーケティングを読むことのメリットは
- この状況ならどんなマインドマップを作ることができるのか
- 自分でも作ってみたい人はどうやれば良いのか
ということがわかることです。
マインドマップ自体は考え方であり方法です。
そのため、本を買ったから身に付く、ダウンロードしたから身に付くというものではありません。
ただ、こんな状況でこんな問題がある。
よしマインドマップを作ろう!と動くことができるようになれば、Webだけでは無く様々な問題に効率的に対処することができるようになります。
沈黙のWebマーケティングは、その練習に最適な本です。
無料で読める!?漫画編はこちら
驚くべきことにここから全編を読むことが出来ます。
一話無料とか一章無料とかではなく、漫画の部分を全編読むことができます。
ほぼ全てが漫画ページなので、ほとんど全部を読めるとも言えます。
文中の画像も公式サイトからお借りしました。
え…じゃあ本買う必要ある?
そうなんですよね。私もそれを思いました。
あえて本を買う理由をまとめてみます。
- 情報の整理ページがある。
- これは公開されていないのでコピペが出来ませんが、漫画の部分のまとめがあります。本書は実に632ページもあります。ちょっとした辞書の情報量です。漫画なのでどうしてもページ数を食うんですよね。それらを作者がギュッとまとめてくれているページ。このまとめページを見ておけば後からの振り返りがグッと早い!アウトプットに最適です。
- Webと違って途中から読みやすい。
- Webだと長い一ページ構成ですので、途中から再開しにくいです。本であれば好きなところからパッと見ることが出来ます。作業のお供にも最適ですね。
気をつけること
ボーンの激闘って実は二冊目だった…
今回紹介したのはこちら。
そして同じシリーズのもう一冊はこちら。
“ボーンの激闘”と“ボーンの逆襲”の二冊があれば、
激闘からの逆襲かな?
って思いませんか?
私はそれで買いました。。。
ストーリー本ではないので、
“うわぁ、二巻から買うっちゃったよ。意味わからん。”
とはなりませんが、ボーンの逆襲から買うと人物にはスムーズに入れるかもしれませんね。
キャラ濃いですから。。。
辞書並みのボリューム
ボーンの激闘(632ページ)、ボーンの逆襲(496ページ)の両方を買うとなんと1000ページ越え。
一冊だけでも持ち歩きは非常につらい分量です。
私はKindleで買うときもあれば、紙で買うときもありますが、これはKindle一択です。
ノウハウ本は紙のほうがパラパラ読めたり、あとで復習しやすい気もするのですが、さすがに600ページ超えはつらい。
読みやすく、わかりやすい!初心者にはおすすめの一冊
この本をオススメする理由はひとつ。
圧倒的なとっつきやすさ!
漫画がほとんどで、実写のサイトも出て、旅館の再生という想像しやすいテーマ。
教科書というより、漫画で描かれたWeb版プロジェクトXを見ているようです。
その他大勢に埋もれてしまっていた普通の旅館がどのように伸びていくのか、ブログ運営にも共通のテーマをリアルだけど面白く描写しています。
あわせて読みたい
その他の本も順次レビューを追加していきます。
これまでにレビューしたものはこちら。
https://rabbit-blog.com/review-blogmeshi